発達障害ってなに?
うちの子、まだ3才なんだけど…
もしかして発達障害なの?
知り合いには話せないし、どこに相談すればいいの?
こういったお悩みをわりやすく解決します!
発達障害ってなに?
「うちの子、もしかして発達障害かも?」と不安を感じながらも子供と向き合えたとき、はじめに考えることは発達障害って具大的にはどういうもの?という悩みだと思います。
子供の発達障害に関しての知識をもっておくことは、これから判断し行動をするためにとても大事なプロセスです。
そこで発達障害について引用を含めながらわかりやすく解説します。
発達障害とは?【引用あり】
発達障害は、生まれつきみられる脳の働き方の違いにより、幼児のうちから行動面や情緒面に特徴がある状態です。そのため、養育者が育児の悩みを抱えたり、子どもが生きづらさを感じたりすることもあります。
発達障害があっても、本人や家族・周囲の人が特性に応じた日常生活や学校・職場での過ごし方を工夫することで、持っている力を活かしやすくなったり、日常生活の困難を軽減させたりすることができます。
出典:厚生労働省 みんなのメンタルヘルス
厚生労働省のホームページでは発達障害とは生まれついて、幼児のうちから特徴がある状態、工夫することで日常生活の困難を軽減できる、と解説しています。
一般的には生まれ持った先天性の症状を発達障害と言います。
現在でも発達障害は原因のハッキリしていないことが多い。(遺伝的や脳の機能など)
発達障害の補足として次のように生まれつきの特徴と追記しています。
生まれつきの特性です
発達障害には、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症(ADHD)、学習症(学習障害)、チック症、吃音などが含まれます。
これらは、生まれつき脳の働き方に違いがあるという点が共通しています。同じ障害名でも特性の現れ方が違ったり、いくつかの発達障害を併せ持ったりすることもあります。
出典:厚生労働省 みんなのメンタルヘルス
この内容は厚生労働省HPの【みんなのメンタルヘルス】より引用しています。
国の運営しているHPなので信頼性もバッチリです!
詳細は下にリンクを設けてますので参考までにどうぞ。
≫厚生労働省【みんなのメンタルヘルス】
次は具体的に4種類の発達障害の特徴を詳しく解説します。
- 自閉症とは?
- アスペルガー症候群とは?
- 注意欠陥多動性障害(AD/HD)とは?
- 学習障害(LD)とは?
自閉症とは?
「言葉の発達の遅れ」「コミュニケーションの障害」「対人関係・社会性の障害」「パターン化した行動、こだわり」などの特徴があり、3歳までには何らかの症状が見られます。知能に遅れがない高機能自閉症の人々もいます。
出典:東京都福祉保健局 ハートシティ東京
アスペルガー症候群とは?
広い意味での「自閉症」に含まれる障害の一つです。「自閉症」と異なり、幼児期に言葉の発達の遅れがないため、障害があることが分かりにくいのですが、成長とともに不器用さがはっきりすることが特徴です。
出典:東京都福祉保健局 ハートシティ東京
注意欠陥多動性障害(AD/HD)とは?
「集中できない(不注意)」、「じっとしていられない(多動・多弁)」、「考えるよりも先に動く(衝動的な行動)」などが特徴の障害です。通常7歳以前にあらわれます。多動や不注意が目立つのは小・中学生ごろまでで、思春期以降は目立たなくなるともいわれています。
出典:東京都福祉保健局 ハートシティ東京
学習障害(LD)とは?
知的発達には遅れがないのに、「聞く」、「話す」、「読む」、「書く」、「計算する」、「推論する」などの特定の能力を学んだり、行ったりすることが困難な状態をいいます。
出典:東京都福祉保健局 ハートシティ東京
国や自治体のHPの中で症状の解説がわかりやすかった、東京都福祉保健局のページを引用しています。
東京都福祉保健局のページは下のリンクから見れます。
≫東京都福祉保健局 ハートシティ東京
厚生労働省のホームページではチック症や吃音、治療なども載っています。
厚生労働省のページは下のリンクから見れます。
≫厚生労働省 みんなのメンタルヘルス
子供の発達障害で確かめておきたい3つのポイント!
子供に確かめておきたい大きなポイントは3つ!
- コミュニケーションの難しさ
- 人との関わり方
- こだわりが強さ
はじめに上の3つを確認した方がいい理由は次のとおりです。
- 日常の生活のなかで、親が判断しやすい
- どの症状の子もくり返し起こる可能性の高い
- すべての項目が過去のミライから見て取れた症状
発達障害は種類が多くはじめは子供のどこをチェックしたらいいのか迷いますよね。
最初に親ができることは子供の診断を受ける必要があるかということだけです。
なので、上に紹介した3つを確認することをオススメします。
ここからは子供のどこを見て判断したら良いのか、ポイントを詳しく解説します。
コミュニケーションの難しさ
- 年齢に応じた単語や言葉が出てこない
- 話を聞く、話すといった一般的な会話が難しい
- 感情を表現することが難しい(無表情)
平均的には1歳6ヶ月でママ、ブーブーなど意味のある言葉をいくつか言えるようになり、2歳では2語文くらいまで話ができるようになります。(母子手帳より参考)
ミライは知的の遅れのある自閉症で、言葉は3才くらいまで話せませんでした。
言葉がうまく伝わらない時は、誤解をされて伝わってしまってカンシャクを起こすことも…。
個人差はありましたが、他の子供たちは年齢に応じて、僕たちが話す言葉を自然と体得した感じです。
人との関わり方
- バイバイをする時、手のひらが自分の方を向いている
- 親が指をさした方向に興味を示さない、親の目を見ての話を避ける
- 指をさして親に知らせることができない、モノを取ってほしい時などに親の手を動かして目的を伝えようとする(クレーン)
幼児期に特にくり返し見られる現象で、個人差はあるが自然と収まっていく傾向にある症状です。
ミライはこの項目はすべて成長とともに自然となくなっています。
4才くらいの時は手のひらを表裏にして視界の近くできらきら星の振り付けのような仕草をしてました。。
ここの項目で僕が育てて辛さを感じたことはありません。
こだわりが強い・行動や執着心が強い
- 強い偏食がある
- 遊び方、並べ方、順番などがきっちりと決まっている
- 苦手なこと、新しいことをはじめるとパニックになる
この項目は発達障害の子でいちばん個性がつよく出やすく、自閉症の子は特にチェックしやすい特徴がでます。
成長するにしたがって自制や軽減できることもありますが、こだわりや執着心の強さは残る傾向にあります。
過去のミライは偏食がつよい、白ごはん、うどんなど白い食べものは大嫌い。(今は文句を言いながら頑張ってます)
ぬいぐるみ、まくらの配置から着替える順番までミライだけのこだわりがあり、思い通りに行かないと機嫌が悪くなることもシバシバ…。
この項目のもっとも難しいところは、ときに相手(親や姉妹)に対して自分のこだわりを強いてきます。
良い部分も悪い部分も含めて最強の項目です。
◇◆ ◇◆ ミライぱぱのひとり言 ◆◇ ◆◇
3つのポイントで判断しやすい順番は・・・
こだわり ⇒ 人との関わり方 ⇒ コミュニケーションです。
コミュニケーションは知的な遅れがある子に多い症状です。そのためアスペルガー症候群、学習障害での判断は難しいかも。
特定の機能だけにフォーカスされている学習障害の判断がダントツで難しいことは確かです。
一般の子よりも得手と不得手の振れ幅が大きくなってしまうことが発達障害の特徴です。
簡単な表ですが好きなこと、苦手なことは表裏一体です。
前述しましたが、良い部分も悪い部分も含めて最強です。
過去の僕は子供が自閉症かもしれないという事実をしばらく受け入れることができませんでした。
そういったマインドの時には色々なことを考えてしまうものです。
子供の将来は?通学する学校は?今の保育園は?周りの目はどうだろう…、頭のなかはゴチャゴチャ。
「どちらがミライにとってより良い未来、選択肢なのか?」
子育て方や進路に迷ったとき、僕自身に問いかけていることです。
症状を調べ始めるとキリがないですが、ふと気になった時、子供の違和感を感じ取ってあげられるかが大切です。
そして少しでも思い当たることがあれば、わが子のために相談だけでもしてみましょう!(匿名でも良い)
全国の相談窓口をご紹介(発達障害者支援センター)
【発達障害者情報・支援センター】のホームページをご紹介します。
≫発達障害者支援センター・一覧
発達障害に関する相談の優先順位は一般的には下記の順番です。
- 最寄りの保健センター・保健所の子育ての窓口
- それぞれの自治体の障害課・福祉課
はじめは我が子が発達障害なのかハッキリとしていない、また、いきなり保健センターや自治体に電話をするのは、ハードルが高いと感じる方もいると思います。
そういう方でも気兼ねなく相談できる窓口が発達障害者支援センターという機関です。
ここは国立の研究機関とのパイプがあり、各自治体との橋渡し的な相談窓口を全国に設置しています。近しい自治体とは違い、第三者的に相談できるところもいいと思います。
場所によっては発達障害に対して手厚くサポートしている自治体もあります。
発達障害の診断を受けるためには、最寄りの自治体などで発達検査の窓口の案内になると思いますが、不安なことを聞いてもらうだけでも、はじめの一歩としてはバッチリです。
子供の悩みは相談してみましょう!
はい:すでに困っていることがある ⇒ 一度しっかりと相談してみましょう!(匿名でも良い)
いいえ:はっきりと困っていることがない ⇒ 少し様子を見ることもアリだと思います。
まとめ
- 子供の発達障害に対して調べてみること
- 悩みをすべて自分だけで抱え込まないこと
- 必要であれば詳しい人の知恵を借りること(はじめは匿名でもOK)
- 診断が必要だと判断したら、子供のために勇気をもって行動しましょう!
療育に遅すぎることはありません。
発達障害は親が気づいてあげられた時が療育にベストのタイミングです。
発達障害で悩んでいた子供が大きくなった時、自分で判断し行動できるくらい成長してくれたら、それだけで幸せですよね。